2010年01月01日
スタッフブログ
ダンボールの製作について(材質)
ダンボール箱にいれてモノを送る際、ダンボール箱はどうやって入手していますか?
わたしたち梱包会社では毎日、ダンボール工場に
- サイズ :ミリ単位で測った寸法を伝え、
- 形 状 :箱の形状を決めて
- 材 質 :ダンボール紙の材質を指定し、
- 印 刷 :印刷の指定をして
個々に指定枚数ずつ作ってもらっています。(数百枚単位が多いですが、場合によっては1枚でも作成しています。)
材質
ダンボールの材質は、次の3つの要素を指定して製造します。
- 表ライナー・裏ライナーの素材
- 仕上がりの厚さ(中芯の厚さ)
- 中芯の素材
1. 表ライナー・裏ライナーの素材
Cライナー | 再生紙を多く含んだ(90%以上)ライナー。強度的にはKライナーより劣りますが、価格的に安価。最近はほとんど見なくなりました。1平米あたり160gが一般的です。
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Kライナー | 強度的に優れており、幅広い分野で使用されています。1平米当たり180g・220g・280gの3種類あります。
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ダンボールの表面に色をつけた色ライナーもあります。
2. 中芯の厚さ(仕上がりの厚さ)= フルート
約5mmの厚さ (Aフルート)A段ともよびます
梱包用途の段ボールに最もよく使われる材質です。
約3mmの厚さ (Bフルート)B段ともよびます
小さい箱や内容物が軽い箱、そして印刷をきれいにのせたい段ボール箱に良く使われる材質です。
約1.5mmの厚さ(Eフルート)E段ともよびます
ギフトボックスなどの個装箱として使われるのが一般的です。
約8mmの厚さ (Wフルート)ダブルカートンともよびます
AとBを重ねた材質で、重量物などの箱に多く使われます。
3. 中芯の素材
下に行くほど固い芯です。固い芯を使うと、積み重ねができるようになるなど、箱が丈夫になります。
- 160g
- 180g
- 180g強化
- 200g強化
この要素を組合せて、「K6のA段、中芯160gで200枚」というように頼みます。